森
「優勝おめでとう!まさか二人共優勝するとは思わなかったよ。ところで今回の初優勝、優勝した時どんな気持ちだった?」
井上
「うれしすぎたので、とりあえず先生先輩に抱きつきました。」
森
「抱きついたの?誰に?」
井上
「もう夢中で誰か覚えてません。すいません、オ〜ス(汗)」
幅下
「自分は、優勝した直後は実感がなかったんですけど、日がたつにつれてドンドン嬉しさが込み上げてきました。」
森
「へー、なんで?」
幅下
「まさか優勝できると思ってなかったので(笑) 勝ったんですが、あれ?俺が勝ったんだ・・・・って感じで。」
井上
「へー、幅下さん勝ち方が自分と違って良かったし、余裕で実感無かったんじゃないんすかぁ?」
幅下
「そんなことないよ!とにかく自分が勝つことができたのが信じられなくて。」
森
「でも試合前の練習は勝つ勝つって言って気合入ってたじゃん。」
幅下
「いつもは気持ちが空回りなんですけど、今回は稽古の成果がでました。」
森
「二人って今空手歴どのくらいだっけ?」
井上
「自分は1年っす。」
幅下
「自分は1年半です。」
森
「でも二人とも、入門してたけど、幽霊部員状態が長くなかったけ?(笑)」
幅下・井上
「おーす(汗)」
森
「だけど、それを補うほどの量を稽古してたもんな〜。」森「二人の空手を始めたきっかけってなんなの?」
井上
「空手バカ一代を読んで、大山倍達総裁に憧れました!」
森
「なんでも空手バカ一代の山篭りを真似て実家の裏庭にこもったとの噂があるけど。」
井上
「昔チャレンジして、3時間で断念しました(汗)やはり大山総裁は偉大です!」
森
「幅下はダイエット目的だったよね?」
幅下
「そうです。大学に入学して自堕落な生活をしていて一気に太ってしまいました。」
井上
「幅下さんどこらへんがデブだったんすか?」
幅下
「デブ・・・って、ほどでもなかったけど・・下腹にお肉が・・」
森
「ダイエットは成功したの?」
幅下
「お蔭様で大成功です!」森「試合中や合間ってどんなこと考えてた?」
井上
「試合の合間は瞑想してました。」
森
「瞑想??無心だったってこと?」
井上
「そうです」
森
「でも痛い痛いって嘆いてたやつがいたけど・・・瞑想の意味が違うのでは・・・」
井上
「瞑想してたって言ったほうがカッコいいじゃないっすか!」
森・幅下
「なんだよそれ!」
森
「幅下は?」
幅下
「先生先輩に言っていただいたお言葉を頭によぎらせていました。」
井上
「すごいっすねー自分は考える余裕なかったす。」
森
「無心っていうのは良い言い方で、ただ単になんにも考えてなかったわけね」
井上
「そうとも言います・・・・」森「二人って目標の選手っているの?」
森を一度チラっと見て
井上
「森先輩っす(笑)」
森
「そんなこといってもなんにもでないよ。そんなとこだけヤラシイ奴だね(笑)」
井上
「マジです!マジです!(汗)」
幅下
「自分は成嶋竜師範です。あの華麗に倒す技に憧れます。」森「ライバル視している相手はいる?」
井上
「幅下さんっす」
幅下
「自分は秘密です」
井上
「えぇ!?幅下さん照れなくていいですよ〜」
幅下
「井上君の片想いだよ(笑)」
井上
「ひど〜・・」
森
「幅下にとって井上君は眼中にないみたいだね。」
幅下
「押忍!」
井上
「自分せっかくかっこつけたのに〜」森「ところで最近は週何回練習してるの?」
井上・幅下
「週4〜5回です」
森
「二人とも一緒くらいなんだね。その練習中で意識してたこととかある?」
井上
「後ろ回し、後ろ蹴りですね」
幅下
「一つ一つの稽古の意味を考えることですかね〜?」
森
「井上君は具体的には?」
井上
「将来的にはこのような技を使って勝ちたいっス。」
森
「対する幅下はなんか意味深なこと言うね。」
幅下
「そうですね〜。森先輩によく言われてたんで。その中でも意識したのは本当に基本ばかりです。いかに肩に力を入れないでパンチを打てるかなどの。基本の大切さに築いたのは不思議に選手稽古に出てからでした。」
森
「幅下今日はかっこいいことばっかり言うじゃん。どうしたの?」
幅下
「いやいや〜自分もやるときはやりますよ!」
森
「そういえば、今大会を一番盛り上げたのは幅下だもんな!」(幅下は試合中ズボンが脱げてパンツを丸出ししたという失態が・・)
幅下
「オォス!やるときはやります!(笑)」
森
「城西支部直伝ウケ返しだね!ウケをとりすぎ!」
幅下
「押忍!失礼しました!」《一同爆笑》
森
「二人の得意技は?」
井上
「パンチっス」
森
「今回パンチはとても有効だったね。パンチを打つ時に意識している事ある?」
井上
「 パンチはやっぱ無我夢中ですね」
森
「なんにも考えてないの?」
幅下
「自分も試合中は無我夢中っす!僕は一応得意技はレバーブローです」
森
「へー、稽古であんまりやってるの見たことないけど、誰かを手本にしてるの?」
幅下
「八木沼先生です。知らないうちに悶絶させられてる、そんな早いパンチを打ちたいですね!」
森
「確かにね。いつも幅下、八木沼先生に悶絶させられてるもんね(笑)」
幅下
「いや〜、いつも八木沼先生のパンチが怖いっす」
井上
「自分も怖いっす・・・・」
森
「倒されながらも頑張った選手稽古だけど、一番きつかった稽古はやっぱりスパーリング?」
幅下
「そ〜ですね〜、ただ皆さん比較的軽くしてくださっていたので、そこまでの恐怖心なく稽古にのぞめました。スパーリングで毎週自分の成長を確認できま
した。」
井上
「そーですね。スパーリングもそうですけど、スタミナ稽古一番がきつくないっすか?」
幅下
「あー確かに!スタミナ稽古まじできついよね!」
森
「そうだよな、確かにキツイ!」
井上
「自分スタミナ稽古している時、生きてる心地しなかったっす。」
幅下
「自分もそうです!」森「そういえば最近休みの日はなにしてるの?」
井上
「自分は将来の為に勉強してます。」
幅下
「僕は買い物に行きます。早稲田同好会の人とも行きます。井上君も一緒にいくじゃん。」
井上
「そーっすねー。」
森
「じゃあ勉強+買い物か〜。」
「最後になります。今後の予定と目標は!」
井上
「今後は無差別の大会で成績を残すことです!」
幅下
「自分はとりあえず七月の全関東新人戦優勝と一本をとれる技を身につけることです!」
森
「これからも頑張ってね、期待してます。」
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