初夏の陽気の中、95名の参加者の下、東京城西支部・城南目黒中央支部合同の少年部昇級審査会が行われた。
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城南目黒中央支部の池田支部長の「ここは体育館ですが、審査会なので普段の道場だと思い礼儀正しく行動してください。」と受審者および見学者に注意を促し開始された。
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富本弐段の号令で準備体操が行われた後、組手の審査でちびっこ戦士の熱い戦いが始まった。
初めて行う組手に普段の力を発揮できない子もいたが、上級者の中には指導員を唸らせる動きを見せる子もいて、極真空手の光り輝く未来を期待させた。
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その後、各帯ごとに分かれ子供たちは緊張の面持ちの中、基本・移動・型等の普段から稽古している技術の審査をし、腕立て伏せや開脚などの体力審査に移った。
体力審査は普段の稽古の積み重ねが必要なので、受審者のレベルがはっきりとわかる項目でもある。
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普段の稽古から意識をして稽古している子は、いつもどおりの動きができていたが、場の雰囲気に飲まれて動けない子は稽古での緊張感が足りないのではと感じた。
こういった経験から、受審した子は今後の稽古で審査会の緊張感をイメージし易くなるだろう。
最後に、池田支部長より「今日の審査で分からなかったところは道場の先生に聞き、各自理解するようにしましょう。極真空手は武道ですので挨拶・返事をきちんとすること、礼儀正しく今後の稽古に励んでください」との言葉で締めくくり、約2時間の審査会が終了した。
見学に来られていた父母達も、わが子の極真空手を通じた成長振りに目を輝かせていたのは印象的であった。
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昇級審査は級を上げる為だけと思われがちだが、やってきた稽古が正しいかを先生にチェックしてもらい、そして道場稽古では味わえない緊張感を経験するということで、昇級のみではなく、今後の社会経験においても大変有意義なものであると、この日の審査を見て改めて感じさせられた。
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