真夏の炎天下の中、気温を上回るような熱い空手家達が稲城体育館に集まった。
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東京城西支部からは4名の若者が出場。
府中、久米川からはフレッシュな高校生2人 杉本と鎌田、新宿からは少年上級に加藤、早大同好会からは前主将 鈴木が出場した。
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杉本はオレンジ帯ながら若さが溢れる動きで相手を果敢に攻めたて、好勝負を繰り広げるも、惜しくも敗退。破れたものの、これからに期待が出来る内容であった。
久米川の鎌田はパンチを主体に冷静に試合を進め、接戦を制し決勝へ進出した。
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鈴木は初の上級出場ながら普段の全日本選手との稽古が自信になっているのかリラックスした様子で、一回戦では相手を圧倒。
続く二回戦でも勝利を期待されたが、惜しくも敗退した。
鈴木は10月に行われる極真祭に出場予定。今回の敗退を糧に奮起することが期待される。
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加藤は今回で二度目の上級出場。
前回は一回戦敗退と苦汁を舐めたが今回こそはと意気込み一般選手の練習と同メニューをこなし試合に臨んだ。
一回戦はシード。二回戦は接戦ながら豊富な稽古量で培ったスタミナを武器に勝利。
続く三回戦。勝ちを目前にしていたが、終盤に上段廻し蹴りで技ありをとられ敗退した。
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城西支部の選手が敗れる中、気を吐き決勝進出した鎌田。
決勝が始まる。
初の試合出場で初優勝できるのであろうか、城西支部の面々は固唾を飲んだ。
一進一退の攻防。しかし、一瞬弱気になった場面が見えた。その瞬間を逃さない相手選手。
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最後は相手選手の突進に押される展開となった。
初出場初優勝にならなかったものの、実力は優勝に近い位置であった。
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今回出場した4名は10代と20代前半とまだまだ若く、これからの活躍を大いに期待される。
山田師範から試合後「勝って驕らず、負けて腐らず」という言葉には、結果以上に出た結果に対しての気持ちが大切であり、若い選手には空手を通じて社会に出ても通用する強い心を持って欲しいという気持ちが込められているのであろう。
今回出場した選手には山田師範の気持ちに応える為、そしてなにより自分自身の為に今後も稽古に励んでほしい。 |