毎年京都で行われる極真祭。
壮年部、女子部等の日本一を決めるこの大会は、極真関係者の中で極めて高い注目度を集める。
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大会1週間前の新宿道場。
全日本大会を直前に控えた女性達が森善十朗らと
同じ稽古内容で最後の追い込みをしていた。
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「男性と同じメニューでスパーリングも一緒にやるのは正直きついです。いつものことなので慣れましたけどね。」
そのきついメニューを彼女たちは一切手を抜かずにこなしていく。 |
今回、女子全日本大会に城西支部から3名が出場する。
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植野 玲子
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上別府 明子
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宮崎 未絵
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植野以外は全日本初出場になる。
3人とも日頃はそれぞれの仕事をしながら夜や休日などに稽古をしている。
何故、その辺を歩いていても普通と変わらない彼女たちが殴り合いをするのか?
「あまり考えたことないです。なんかいつの間にか試合に出るようになっていました。」 |
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道場には精神的、肉体的に強くなりたい人間が集まる。そこには老若男女を問わず同じ気持ちを持つ仲間として互いに励ましあいながら稽古を乗り越えていく。
多数の選手がいる道場で稽古するうちに当たり前のように試合を目指すのはむしろ自然な流れなのだろう。
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選手クラスには森善十朗をはじめ多数の選手が日本および世界の頂点を目指している。
毎週、彼女たちはその選手たちと一緒に稽古をすることによって当たり前のように日本一になる意識を持っている。
日常は普通の女性。週末は全日本選手。
誰でも強くなれるところに極真の魅力がある。
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紅葉燃える京都で、女性たちは熱く燃え上がる。 |
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