2008年4月27日、新宿道場にて関東学生連盟春季合同稽古が開催された。
スパーリングによる自分の実力の確認と課題の発見、そして他大との交流が主な目的だ。
今回の参加校は、早稲田大学、東京大学、東京学芸大学、明治大学、立教大学の五校である。
稽古開始前は、各自の自己紹介をしたり、新歓活動の経過などを報告したりと和やかな雰囲気である。
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そして定時から稽古開始。まずは基本稽古を多めに行い体を温めると同時に技を練る。稽古前の雰囲気とは打って変って真剣な空気が流れる。
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まずは初級者から中級者のスパーリングが始まった。技量は上級者には及ばないが、めったにない他大学との対戦ということもあり、勢いのある戦いを見せてくれた。 |
続いて上級者とのワンマッチが始まる。前回の合同稽古で対戦した者同士が当たるケースが多く、筆者自身も前回膝蹴りで倒された相手との再戦だった。まだ闘い方が粗いと指摘されたが、今回は倒されることなく、自分からも攻撃を仕掛けていくことが出来た点で成長したと思う。 |
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今回のハイライトは、まず生駒2級と森本10級との対戦だ。
率直にいうと森本は不器用だが、入部以来着実に稽古を積み、コンビネーションを生かして攻めることが出来る水準にまで到達した。
とはいえ茶帯相手にはまだまだ通用せず、強烈な一撃をもらう。
だが森本の臆することなく立ち向かう勇気は我々も見習うべきものがある。 |
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続いては生駒2級と間々田7級の対戦、生駒の強烈なかかと落とし、間々田の重いローキックなどパワフルな戦いぶりだ。特に間々田の空手暦はまだ半年だ。普段大学のキャンパスで普通に学んでいる女性もこのように空手の稽古をし、成長できる環境が城西支部には揃っている。 |
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続いては近々試合出場を控える者が行う元立ち稽古である。自分は連続で闘うが相手は一回のみ全力でぶつかってくるので、相当ハードな稽古となる。きついところで諦めないようになれるかどうかがポイントだ。みんな周りの声援に支えられ、乗り越えていった。
トータル2時間の稽古を終え、参加者は皆疲労困憊だったが各自が自分の長所と短所を見つけることが出来たのではないだろうか。次回の合同稽古ではさらにレベルアップした戦いを見せてくれることだろう。 |