5月9〜12日 ロシア ハバロフスクにて行われる
インターナショナルチームトーナメント(世界団体戦)に出場するため、日本を飛び立ちました。
日本から
徳田忠邦選手(全日本大会2位)
谷口誠選手(全日本ウェイト制重量級チャンピオン)
小暮優志選手(全日本ウェイト制重量級3位)
僕、森善十朗(全日本ウェイト制中量級チャンピオン)の4名が出場
引率として木山仁先生(第8回全世界チャンピオン)がご同行してくださいました。
初日
新幹線で新潟空港まで向かい、飛行機でハバロフスクへ出発。
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空港
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飛行機に乗るのは5年ぶり2回目ということで当初はかなり緊張してしまい、試合前に飛行機にやられるのではと不安になったほどです。しかし、乗ってみると大したことはなく、良い空の旅を行うことが出来ました。
2時間のフライトを経て到着。
極真ロシア支部の方々が空港まで向かえにきて下さり、車でホテルまで送っていただいたのですが、それが飛行機に次ぐ恐怖の始まりです・・・・
ロシアの道路は日本のように整備をされていない所が多々あり、車が異常に揺れます。尚且つ、運転がかなり荒く、恐怖でした。
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車内にて
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運転している方の気質かなと思ったのですが、どうもロシア・ハバロフスクでは
全体的に交通の状況はすさまじいものがありました。
信号無視や、渋滞、爆走する車が所々見られ、日本との違いを痛感しました。
ホテルに到着。
ホテルはツインルームで谷口誠選手と同室になりました。部屋は日本では使わな
いような色合いで、景色は絶景でとても良いものです。しかしなぜか窓が異常に汚なかったのが残念です。 |
部屋は素敵な場所でした
絶景・・・窓が・・・ → |
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さて夕飯の時間となり、初の海外での食事にありつくこととなったのですが、噂によるとロシアの食事は日本人の口には合わないとので、半信半疑で口にしてみると・・・・やはり口に合わなく、結局試合の前後はかなり少ない食事の量で過ごすこととなりました。 |
ロシアでの食事 |
教会?? |
日本食屋もあったのですが、値段がかなり高く驚きました。なんと、エビフライ定食が5000円です。我慢できずに購入した日本選手もいましたが・・・・。
食事面や交通面を含め他国で試合することの難しさを改めて思い知らされた初日だったのです。
初日 夜
突然爆発音が聞こえます。「ド!カーン!」テロか?!僕はちょっと死を覚悟しました。一番恐れていたことが起きてしまいました!ロシアに来る前、友人から「テロとか大丈夫なの?」と言われていたのを走馬灯のように思い出しました・・・・が、しかし今日はお祭が開催されているとのことで、ただの花火でした。相当のスケールの花火で、今にも音でガラスが割れそうです。
さすがロシア、世界一国土面積があるだけにやることも大きいです。その後、せっかくなので選手及びコーチで外を見物に行こうということになりました。日本では見たことのないような建物や町並みに感銘を受け、初の海外で異文化に触れるのは初めての僕はこれだけでお腹イッパイですっかり気分は、海外旅行となってしまいました笑。
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しかし歩けども歩けども、なにもやっておりません。お祭りなので見世物の一つはあるだろう、異文化のお祭りに触れられる、と期待していたのですが、どうやら、このお祭りは花火を見て、お酒を飲んでみんなで騒ぐという趣旨のイベントだったらしく、時間が経つにつれ街が閑散としていきました。 |
街並み(木山先生推薦画像) |
2日目。
大会のレセプションがあるとのことでハバロフスクの総本部道場まで赴きます。
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ハバロフスク本部道場(ちょっと変則的な日本文化?)
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道場では大山総裁の銅像・写真などが多く飾られており、
大山総裁が世界でも多くの方々に影響を与えていることを再認識しました。 |
大山総裁の銅像 |
道場内に展示してある、大山総裁 |
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道場の中に出場全選手が揃うのですが、
皆半年前に世界大会に出場した一流選手です。
僕は世界大会に出場すらしていない身分なので
ちょっとミーハー気分でみんなを眺めていました。
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特に注目したのは僕の会社の上司に似ている選手がいて、その選手を見て日本を懐かしむとともにリラックスに繋がりました。
(詳しくはブログで
> > >) |
上司似の選手(試合後に撮影) |
今思えばのんきなやつです。良く言えば大物です。レセプションでは正式なトーナメントや、対戦相手の発表があり、僕の相手はロシアの強豪選手とのことです。
世界規模の大会に出場する以上、格上の選手と対戦するのは覚悟していたのですが、いざパンフレットを見ると緊張感が高まりかなりナーバスになってしまい、もともと白い顔が、もっと白くなってしまいました。
死人のような顔をした僕を見かねてか、木山先生から「これは大きなチャンスだ」と声を掛けていただき、少し気持ちが晴れ、より一層の覚悟で明日に備える準備が出来ました。しかし、その夜は緊張からか、寝汗が酷かったのを思い出します。
「試合編へ続く・・・」 |
会場 |