7月8日東京武道館。
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全関東大会にて東京城西勢は女子軽量級優勝、一般新人戦優勝・準優勝、全日本選抜全関東4位と大活躍を見せた。
今回は関東新人戦にて優勝した「スーパー公務員」こと斉藤直也
さんにインタビューを試みた。
普段社会人として多忙な斉藤さんが如何なる気持ちで稽古に臨んでいるのかが垣間見えた。 |
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「試合から2週間経ちましたが、今のお気持ちはいかがでしょうか?」
「嬉しい気持ちがありますが、忘れつつあります。」
「え?あんな激闘を制して、もう忘れてしまったのですか?笑」
「いえいえ、嬉しいという気持ちが忘れそうなんです。勝って驕らずです。自分はまだまだですから。」
「なんとも斉藤さんらしいお言葉ですね。」
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「では試合の中で一番印象に残った試合はどれでしょうか?」
「やはり今坂君と戦った決勝戦です。」(決勝では同門の今坂君と対決)
「試合前はなにか話しましたか?」
「できたら決勝で戦いたいねと、試合前に話してました。まさか本当に戦うとは思いませんでした。」
「決勝は本当にいい試合でしたね。感動して涙がでました。」
「当日試合前にどんなことを考えていましたか?」
「無心になろうと考えていました。」
「では決勝の前は?」
「嬉しい反面、嫌な気持ち反面です。ただ、試合の前に山辺先生から『誰が相手であっても本気を出すのが礼儀ですよ。』と言われたのがずっと頭にありました。」 |
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「今回良かった点と悪かった点を上げるとどうでしょうか?」
「良かった点は諦めなかったことです。」
「そうですね、全試合諦める様子はなかったですね。」
「試合もそうなんですが、日々稽古をするということを諦めませんでした。」
「というのは?」
「学生時代ミーハー気分で極真カラテの門を叩いたのですが、練習がきつかったりとか、なまけ心で稽古に全然行かなかった自分がいました。再入門を決意したのはその時の気持ちを払拭しようと考えたからです。今回の試合に望むにあたって自分の可能性を諦めずに稽古をしました。」 |
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「素晴らしい志ですね。僕も見習いたいと思います。では悪かった点はどうでしょう?」
「スタミナ不足です。決勝では本当にスタミナが切れて、気持ちだけで戦ってました。今後は自分の課題として稽古していきたいと思います。」
「普段どんなことを考えて稽古していますか?またそれが活かせましたか?」
「とにかく稽古は一生懸命やることを一番に考えています。試合では考えずに体が技を出しているのである程度活きていると思います。」
「一生懸命というのは意外ですね。技術・体力面の答えが返ってくると思いましたが。」
「時間は限られているので・・・常に「時間は有限」と頭に入れて稽古に臨んでいます。」
「さすが、多忙な中稽古をされている方ならではのお言葉ですね。」(斉藤は現職の国家公務員)
「何事も一生懸命やることは仕事にも通じると考えております。」
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「今後の課題はなんでしょうか?」
「上級の試合で勝てるよう、山田師範が仰る強くなる三要素のパワー・スタミナ・技術を向上させることです」
「では次の試合の出場予定はなんですか?」
「12月の関東練成大会に出場します!」
「最後の質問になります。今後の目標はなんでしょうか?」
「審査に合格し、昇級することです。」
「目指すは黒帯ですね!ではあとどれくらいでとるのが目標でしょうか?」
「期間ではなく自他共に認められた時と考えております。」
「そうですね。きっと斉藤さんならなれるはずです!頑張ってください!」
「押忍!ありがとうございます!」
「本日はどうもありがとうございました! 」
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城西支部内部試合・城西地区交流試合・全関東新人戦と3タイトルを獲得した斉藤さん。
今後の活躍が楽しみです。
インタビュアー 森善十朗 |