埼玉県秩父の三峰神社において毎年恒例の東京城西支部合宿が行われた。
朝は集合時間が早く、まだ人がまばらな電車に乗って集合場所へ向かった。
合宿所に向かうバスの中では参加者がそれぞれマイクを持っての自己紹介などが行われた。
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その中、同好会では主将を始めとして各々がユーモアな自己紹介をひねり出し(ひねり出された?)、バスの雰囲気を温めた。バスの中では皆、楽しそうだったので同好会の体を張ったことが影響したのであろう・・・と信じたい。
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バスは三峰神社に到着し、晴れ晴れとした天気の中眼前に広がる山々を見ると身が引き締まる思いがした。
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それぞれが割り振られた部屋に荷物を置き、昼食をとり道着に着替え、
参加者全員で大山総裁の顕彰碑を清掃、参拝・記念撮影をした。 |
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その後、山田師範の指導による師範稽古が行われた。この稽古では、基本を詳しく指導していただいた。人数も多く、合宿の一番初めの稽古であったからだろうか、参加者の集中力が高く、道場全体が張り詰めているような感じを受けた。
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普段よりゆっくり、しっかり形をつくるように基本稽古を行ったからだろうか、本数などの割に疲労が重かったような気がした。
その後、夕食をとり帯の色ごとに分かれ型の稽古を行った。
少人数でやることにより、一人ひとりの改善点を詳しく指摘してもらうことができた。普段教わる機会のない指導員の方に教わるのは新鮮でかつ勉強になった。 |
稽古が終わった後、参加者は温泉に入り汗を流し、その日の疲れをほぐした。
その後ビンゴゲームなどの趣向を凝らしたイベントをしながらの宴会が行われた。
ここではゲームのチーム分けで、前もって各々が着くテーブルが指定されており、そこでは初対面の人などが入り混じりとても有意義な交流が持てた。
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空手の合宿ということでつらい印象があったのだが今回の参加でその印象は180度変わった。
宴会終了後、飲み会が開催され、より一層の道場生との交流をもてた。
この飲み会目的で参加している道場生もいるとかいないとか・・・
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合宿二日目、外での師範の指導のもとでの体操と早朝稽古からこの日は始まった。
その後、荘厳な雰囲気のもと祖霊社参拝と祝詞が行われ身も心も引き締まる思いだ。
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そして朝食後、各帯ごとに分かれての試合稽古が行われた。
少人数で、レベルに合わせた稽古内容によって効率よく各々が技術を磨けたと思う。
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合宿での稽古は以上で終わり、昼食をとり三峰神社を後にした。
帰りのバスでは疲労からだろうか、寝ている人が多かった。
一泊二日という短い期間ではあったが、普段とは全く違う環境と、違う世代の人たちとの中に身を置いたことで空手での技術の向上だけでなく、人間的な成長もできたように思える。そのようなことができるのも、合宿の魅力なのだろう。
筆者 早稲田大学同好会 藤江 啓太 |