7/12(日)に第12回 「むチューふれあいまつり」において吉祥寺道場の演武会が行われた。
今回、初めての演武会ということで、少年部、一般部ともに入念なリハーサルを行い当日に臨んだ。
中には失敗して、ぶつけた箇所が痛くなり本番に向け少々不安な気持ちを持った方もいたようだ。
演武会当日。
前日までの天気予報では雨との予報だったが
幸いにも晴天に恵まれ、会場は多くの客で賑わっていた。
演武で使用されるバット、瓦を見た少年部達は興奮を隠し切れない様子で控えている。
一般部の方々も普段とは違う場面に少々緊張気味だったが、道場以外で技を披露することに楽しさを感じているようだった。
演武会開始。
全員で基本の技を披露した後、八木沼指導員による型演武に入る。
十八(セーパイ)の型と回し蹴り、手刀によるバット折りが行われた。
観客は目の前で行われる型に魅了され、バットが折れる快音に心を震わせた。
続いて、女子部4名による板割りが行われた。
横蹴り、前蹴り、踵落とし、肘打ちと様々な動作で板に技を繰り出す。
女性ならではの美しさや兼ね備えた強さを遺憾なく発揮できたようだ。
少年部5名による型 平安と板割り。
子供が板を割ることが出来るのか?
そんな空気があたりを包んだ。
しかしそんな不穏な空気も吹き飛ばし、気合いっぱいの技を打ち込み、
見事全員成功!
物を破壊する演武の次は
森指導員と鎌田指導員による組手演武。
両者の得意とする高く上がる足技を披露。
続いて両者による、バット折りと板割り。
全日本のトップクラスによる演武は迫力満点で、極真の醍醐味を
アピールできたのではないだろうか。
吉祥寺道場の生徒であり、今回の「むチューふれあいまつり」の実行委員長である、
金子4級による四方割り。
各技で分厚い板を割っていく。
勢いのあまり、板に顔をぶつけそうになる。
極真への熱い想いが具現化した瞬間だ。
最後に吉祥寺道場責任者である山辺指導員による寸剄瓦割りが行われた。
※寸剄:至近距離からわずかな動作で高い威力を出す技。
動作がほとんどない技で瓦10枚が一瞬にして真っ二つに割れ、観客からこの日一番の歓声があがった。
「どうやったらあんなことができるんだ・・・」との声もちらほら聞こえる。
大成功に終わった演武会。
多くの方に感動と興奮を届けることが出来たに違いない。
空手をやるとすごい技が身につき、スーパーマンのように強くなれる。
そんな空手ロマンを描き立てられるような演武会だった。
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