亘 和孝 落合・東中野道場 |
僕が極真空手に入門したのは小学2年生の6月でした。
その頃の僕は日常生活や学校生活の中で挨拶ができなかった事、なにより強くなってほしいという親の勧めが入門した一番の理由でした。
入門当初、僕は
『強くなる事』と『挨拶をする事などを含めた礼儀を学ぶ事』を目的として稽古を続けていました。 |
|
|
|
しかし、日々の稽古をきちんと熟し、積み重ねていくうちに、だんだん目的が変わり始めてました。
それは、自分の入門当初の目的だった『強くなる事』とは具体的にどういう事なのか、という事を考えた時に、
出てきた答えはただ一つでした。
『試合に勝って黒帯を取る』
|
いつしか僕の空手を続ける目的は、黒帯を取ることに切り替わっていました。
恐らく、その頃には、空手で習った礼儀作法が身についていたのは確かだと思います。
空手を始めてから5年が経ち、中学1年生になった僕は、試合に勝つことを目的とし、稽古に励んでいました。
しかし思うように結果が出ず、空手を辞めたいと思う事が多々あり、今まで毎日のように出席していた稽古が徐々に出席回数が減っていきました |
|
|
そんな時、僕が通っていた東中野道場(現落合・東中野道場)で山辺光英先生の指導を受け、その後は再び空手の楽しさを知り、試合に勝てるよう、他の道場へ出稽古をし、少しずつ成長していきました。
それから2年が経ち、山辺先生から昇段審査の話をいただきました。 |
その頃から阿曽師範代の型稽古により一層励み、色々な事を教えていただきました。
そして審査が終わり、無事合格する事ができ、すごく嬉しかったです。 |
|
最後になりましたが、今まで僕を指導して下さった山田師範を始め、阿曽師範代、
山辺先生、黒帯の先生・先輩方、そして今まで僕を応援して下さった皆さんに心から感謝しています。
ありがとうございました。
黒帯を取った事で新たな目的ができたので、これからは初心に帰り、黒帯を新たなスタートラインとして、
日々の稽古に精進し、極真会館の黒帯に恥じぬように努力していきたいと思っていますので、
これからも宜しくお願い致します。
押忍 |
亘 和孝 落合・東中野道場 |