高学年になったころから、体重が増え試合のクラスが軽量から重量に変わったことで、試合に出てもなかなか勝つことが出来なくなってしました。稽古に身が入らず甘えた考えでいたからだと思います。
昨年の城西カップの閉会式で山田師範が話された中に『組手は我慢大会じゃない。会話なんだ。』というお言葉があり、僕の心に響きました。
そこから、『トップ選手が先生として指導してくれているという恵まれた環境の中で自分も強くなるにはどうしたら良いか』を少しずつ考えるようになりました。
秋季関東大会で準優勝し、山田師範から黒帯受審の許しを頂いたときは『自分にはまだ黒帯の資格がない。』という気持ちでいっぱいになりました。先生方から『黒帯はスタート。』と声をかけていただき、『黒帯の審査を機に自分が黒帯にふさわしい人間に変わっていかなければいけない。』という気持ちに変わりました。 |