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畳が氷のように冷たい真冬に約100名が昇段・昇級にチャレンジした。
寒さから、受審者の動きの堅さが懸念されたが、基本審査が始まった時点で全員が汗だくになっていた。 |
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今回の審査会では昇段審査に二人、高嶋丈生1級(落合・東中野道場)と小沼淳(下高井戸道場)が挑んだ。
両名とも10年の研鑽を経ての受審とあって、意気込みも並々ならないものがあった。
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高嶋は13年前、幼稚園生の時に空手を始めた。
黒帯は幼き頃からの憧れでもあり、最大の目標だった。
その為には強くならなければいけないと想いで、激しい、厳しい稽古に取り組み、
全日本高校生大会無差別4位・国際大会出場という結果を残し、今回の昇段の受審となった。 |
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小沼は会社経営者であり、父親という顔を持つ。どんなに多忙でも諦めることなく、そして挫けず日々稽古に通い続けた。いつか黒帯になると心に決めて研鑽を続けた。
道場では抜群の存在感を出している。気合いでは若手を圧倒するほどの声を出し、道場全体を牽引している。 |
その両名の想いと気合いが見ている全員に伝わる内容であった。 |
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少年部では一般部同様、茶色帯が他と違う動きを見せていた。
三名共、大きい規模の大会出場経験者で、その動きは見ている者の目を引いた。
また全受審者が寒さに負けない気合いと元気の良さを出して、日頃培った稽古の成果を遺憾なく発揮していた。 |
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審査会の終わりには
阿曽師範代より
『審査会は自分の動きを見つめ直す良い機会です。今回注意されたことを道場に持ち帰って稽古を重ねて、直してください。』
と受審者に改めて伝え、全項目を終了した。 |
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