この度は昇段審査の機会を与えていただき誠にありがとうございました。
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二00五年六月。兄の体験入門に連れられ道場に訪れたのを機に、岡山南支部に入門しました。入門当初は、基本・移動・型と一つ一つが難しく、家に帰り何度も何度も練習していたことを思い出します。稽古に行くのが嫌な時期もありましたが、厳しい中にも優しい雰囲気の道場、そして切磋琢磨できる仲間との出会いもあり、挫けず続ける事が出来ました。
真剣に稽古に取り組むようになったのは、目標とする先輩が国際大会で優勝した事でした。自分もいつかはと思うようになり、稽古への姿勢も変わりました。
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二00九年四月、父の転勤により東京城西支部へ移籍になりました。移籍した当初は慣れない環境で不安もありましたが、阿曽師範代、森先生をはじめ担当の先生方に優しく接していただいたおかげで徐々に馴染むことができ、稽古への集中力も高まりました。
型においては、阿曽師範代の的確なご指導のおかげで決勝へ進むことができうになりましたが、自分の稽古不足もあり目標である優勝を掴むが出来ませんでした。
型・組手と納得のできる結果をのこせるよう、尊敬する先生先輩方の背中を追って諦めることなく前に進みたいです。 |
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一時は学業との両立がうまくいかず辞めようかと悩んだ時期もありました。しかし困難に直面したとき、逃げずに乗り越える心の強さ、弱い自分と向き合う勇気、空手を通じて様々なことを経験し乗り越える事が出来ました。
空手は自分自身を大きく成長させてくれるものであり、そして何より日々の生活では得られない沢山の方々との出会いがありました。
この出会いは自分の大きな財産です。
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周りの方々に支えられ今の自分があり一人ではここまで来られなかったと痛感しております。素晴らしい環境の中で稽古ができることの有難さに感謝し、これからも努力を重ね稽古に励みたいです。
黒帯を締めるということは、決してゴールではなく、あくまで通過点だと思っています。初心に返り感謝の気持ちを忘れず、日々精進し続けていきたいです。
最後になりましたが、山田師範、阿曽師範代、山辺師範代、森師範代をはじめ、いつもご指導いただいている先生先輩方、一緒に稽古をして下さる道場生の皆様、幼少期にお世話になりました三宅支部長、水島道場の皆様に心よりお礼申し上げます。 押忍
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下高井戸道場 柴倉 愛弥 |