この度は昇段の機会を与えて頂き誠にありがとうございます。山田師範、阿曽師範代、山辺師範代、いつもお世話になっている先生方、先輩方、道場生の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。 |
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私が東京城西支部に入門した動機は、健康になりたい、強くなりたい、というものではなく、過去の後悔を払拭したい、という事が大きな目的でした。私は中学生の頃に極真空手の道場に通っていた時期がありましたが、厳しい稽古に耐えきれず、一年ほどで辞めてしまった経験がございます。その後の学生生活では別のスポーツに打ち込み、空手とは無縁の生活を送っておりましたが、極真空手の厳しさから逃げた、という事はいつまでも心の片隅に残っており、何故当時の自分には極真空手を続ける根性が無かったのか、という後悔は大人になってからも完全に消えることはありませんでした。そんな中、仕事の帰り道に偶然、落合道場を見つけた際、過去の後悔が思い出されると同時に、これを払拭するにはもう一度頑張るしかないという思いが込み上げ、東京城西支部の門を叩いた次第でございます。 |
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入門から7年近く経過しましたが、その間には怪我をすることもありましたし、必ずしも順調なことばかりではなかったのは事実です。正直道場に足が遠のく時期もありましたが、また極真空手から逃げて後悔したくない、という気持ちを持ち続けた事で何とか踏みとどまり、ここまで来れたのかと思っております。
物事を中途半端に投げ出すことは容易ですが、それにより苦しむのは自分であり、その苦しみを払拭するには自分自身の努力が必要である、という事を中学生の時に極真空手を始めた頃から考えると約20年間かけて学ばせて頂いたことになります。
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このような事を書くと自分自身の力のみでここまで続けて来れたように思われるかもしれませんが、私が極真空手を続けられたのは、周りの方々のご支援があっての事であることは言うまでもありません。日々ご指導頂いている先生方や、共に稽古している先輩方、道場生の方々の活躍を見る度に自分自身も頑張ろうという思いに駆られます。 |
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今後は黒帯に相応しい人間にならなければいけないという思いと、自分自身が周りの方々を刺激していける存在にならなければいけないという事を考えると非常に身が引き締まる思いであり、これからも努力しなければならないと感じております。 |
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この度は未熟ながらも昇段の許可を頂き、誠にありがとうございました。まだまだ精進して参る所存でございますので、
皆様これからもご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。 |
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