この度は昇段の機会を与えていただき、ありがとうございました。
自分が東京城西支部に入門したのは、上京して大学に入学するのと同じタイミングでした。元々は地元の国公立大学に進学する予定でしたが、センター試験で思うように点数が伸びず、それなら幼少期から続けていた極真空手を東京で一生懸命に頑張ろうと決意したのが、入門のきっかけでした。
その後、入門してからは自分の中で何を一番優先するべきなのか定まっておらず、空手の稽古にコンスタントに通えていない日々が続きました。
そんな中、選手稽古で知り合った同じ同好会の先輩である中川先輩や伊豆山先輩が大会に向けて努力している姿を見て、自分も先輩たちと同じステージで活躍したいと思い、空手に対して真剣に取り組むようになりました。
その結果、新人戦で入賞、優勝を重ね、昨年は全日本大会に出場もさせて頂きました。ですが、その後は大学の勉強に集中するためであったり、練習が辛いと感じた自分の甘さで、選手活動を辞めさせて頂きました。今思えば、凄く勿体無い決断をしてしまったと思っています。
しかし、続けていた空手のクラス指導の中で「自分が空手の技術を高めて行かないと人に何も教えられない」ということに気付かされました。常に高みを目指しているからこそ、新しい何かが見えてくると思ったからです。自分の中でそういった気持ちのゆらぎがあった時に、森先生から全日本セミコンタクトルール大会のお誘いを頂き、それが約半年ぶりとなる選手復帰のきっかけとなりました。
自分が今まで空手を続けてこれたのは、家族や周りの方々の支えであるのはもちろんのこと、日々ご指導頂いている先生方、稽古で胸を貸しくれる先輩方、いつも応援してくれている同好会生のおかげです。今後も皆様の期待に応えられるように日々努力を重ね、黒帯にふさわしい実力をつけていきたいと思っております。
最後になりましたが、これまで指導していただいた山田師範、阿曽師範代、山辺師範代、森師範代、いつもお世話になっている先生方、一緒に稽古をしてくださる道場生の皆様、ともに高めあった同好会生の皆様に心よりお礼申し上げます。押忍
押忍。
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