入門のきっかけは長男の稽古を見学したことでした。

　　護身や心身の鍛錬を目的に当時小学1年生の長男が入門。その送り迎えの時に見学をしていると、基本稽古中の長男が受け技に苦心していました。「なぜそんな簡単な事ができないんだ！？」と言うと、指導員の先生に「お父さんもやってみますか？」と言われ、いざやってみると想像以上に難しく思うようにできないわけなのです。

　ある日の少年部の稽古の時、いつものように送り迎えを兼ねて見学をしていると、先生から少年部の指導の手伝いをしてみないかというお声を掛けていただきました。少し迷いましたが、自分自身が先生方から教えて頂いたことを子供達にできるだけわかりやすく伝えていくことならできる！と思いお手伝いさせていただく事となりました。

　自分の稽古で理解が足りないことは子供達にはうまく教えられません。道場稽古中に体現できなかったことは自主練をして次の稽古までに理解を深めておくことを心掛けています。この積み重ねはこれからもまだまだ続きます。

今では次男、三男も長男と同様に稽古に励み、来年からは四男も入門します。
「親子共通の楽しみ」は世の中にたくさんありますが、「親子共通の修行」の機会は少ないと思います。
今後も親子で道場訓の如く「生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすること」を実践していきます。

そして少年部はもちろん道場の皆さんの手本となるよう、
今回の昇段を機により一層稽古に励み、
修行の機会を与えてくださった東京城西支部のさらなる発展に微力ながら貢献できるよう精進してまいります。

令和元年12月22日
吉祥寺道場　内田　仁