2005年4月17日、東京武道館にて第13回全関東空手道選手権大会(兼春季関東練成大会)が行われた。全関東大会は第37回全日本大会の出場権がベスト8以上に与えられ、「関東を制した者は世界を制す」と言われており、まさに関東最高峰の大会である。東京城西支部からは全関東には当支部が誇る3名の精鋭、長谷川、富本、森が出場。関東練成大会には一般新人戦には渡辺、田口、松村。一般女子部には植野、大房が参戦した。
新人戦に出場した渡辺は早稲田大学同好会の主将で、今回後輩の模範になれるような結果をと一念発起して出場した。結果ベスト16と健闘した。田口(明大)、松村(新宿)の二人は惜しくも一回戦で敗れる結果となったが、二人とも成長のあとが見られ今後の成長が期待される。
関東練成大会一般女子部に参戦した大房(明大前)は、惜しくも一回戦敗退となった。また、植野(新宿)は日頃の猛稽古、ウェイトトレーニング、キックボクシングへの出稽古が実を結ぶ結果となった。得意の鋭い廻し蹴り、日頃磨いたテクニックで相手選手を翻弄し見事3位に輝いた。
全関東大会に参戦した長谷川(明大前)は一回戦危なげなく快勝、続く二回戦では186センチの長身選手に善戦したが惜しくも敗退した。富本(明大前)は一回戦茨城の弐段の選手と対戦、相手の老練な動きに敗れた。
森(新宿)は、日頃の猛稽古の成果を如何なく発揮し、関東の名だたる猛者を接戦ながら撃破し、決勝に駒を進めた。迎えた決勝は、前大会覇者阿曽健太郎選手と対戦し、体重差55キロをものともしない戦いで、延長戦までもつれたが最後は足を蹴られダメージの差で敗れた。森は準優勝と共に全日本大会の出場権をものにした。また技能賞にも輝く結果となった。
負けたからといってすべて悪かったわけでなく。勝ったからといって全てが良かったわけでない。「勝って奢らず、負けて腐らず」という山田師範の言葉を胸に選手達は頑張ってもらいたい。
|