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◆ 2006年
12月16日 関東学生連盟新人戦・本戦のレポート
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12月16日(土)東京大学武道場にて関東学生連盟新人戦・本戦が行われた。
この試合は各大学にある同好会から選手が出場し、交流試合のような形で毎年行われているものである。各同好会精鋭たちが、学生ならではのパワフルな熱戦を繰り広げていった。
新人戦では初試合の選手が多く、緊張からか動きが固い選手も見受けられたが、最後まで諦めずに戦う姿は今後を期待させられるものがあった。その中でも星野紘平(学芸大)が初戦から相手を圧倒する組手で勝ち進んで行き、決勝でもその勢いは衰えることなく同大学の谷口裕麻(学芸大)との戦いを制し、見事優勝した。
本戦では力強さはもちろんだが、各選手たちが時折見せるテクニックにはこれまでの経験と稽古量を感じさせられた。そんな中、加藤晶大(学芸大)が新人戦の星野(学芸大)同様に力を余す事無い組手で初戦を制し、準決勝へ。準決勝では今年の極真祭(全日本学生大会)に出場し、健闘した鈴木潤(早大)と対決。両者共に上級者らしい組手で接戦を繰り広げ、再延長まで余す事無く戦い抜いたが、最後まで勢いの衰えなかった加藤(学芸大)が決勝へと駒を進めた。決勝では昨年の本戦で準優勝を収めた渡邊良祐(早大)との対決となった。前半は両者譲らない攻防だったが、終盤に加藤(学芸大)が準決勝の疲労など無かったかのような怒涛の攻めで渡邊(早大)を封じ込め、優勝を勝ち取った。
今年は学芸大の選手が大いに活躍していたといえる。優勝した両選手はともに体格を良く活かした組手であったが、何よりも決勝まで勢いが衰えないそのスタミナが素晴らしかった。これは両選手の稽古量の多さを物語っていると言えるだろう。
年々レベルアップが見れ、同好会の今後の活躍が期待される。 |
開会式
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本戦決勝加藤(学芸)対渡辺(早稲田)
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閉会式
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