東京城西支部(山田雅稔支部長)と城南目黒中央支部(池田祥規支部長)は、8月28日(日)に昇級審査会を実施した。
一般部、同好会、壮年部、女子部は約44名が日頃の稽古の成果を見せるべく受審した。受審者は無級の白帯から3級の緑帯までの道場生で、東大同好会稲垣1級は昇段審査に挑戦した。緑帯・茶帯による準備運動。筆記試験、次いで基本、移動、型、組手、柔軟、基礎体力の順に行われた。帯ごとに分かれて指導員のチェックを受けながら道場生は審査項目を次々とこなしていった。組手の審査では、指導員により試合場での入退場のしかたの説明後 その動きに習って女子、壮年、一般の順に行われた。白帯の受審者は普段のスパーリングと勝手が違うのか緊張し、顔を殴ってしまったり、倒れた相手をけってしまったりする者もいた。しかし、上級になるにつれ、突き、蹴りともに冴え、見ごたえのある組み手が数多く展開された。
最後に、阿曽師範代から総評があり、「色帯の人は今回が初めての審査ではないのだから、どんな問題がでるか分かっているはずです。特に上級の者はしっかりするように。」と筆記試験に対し、苦言が呈せられた。
一方、少年部は無級の白帯から5級の黄色帯までの計33名が受審した。まずは筆記試験、次いで基本、移動、型、組手、柔軟、基礎体力、二段蹴りなどの順に次々と審査が行なわれた。色帯の受審者は既に審査の経験があるので、落ち着いて審査前から柔軟体操などして体をほぐしていたが、今回初めて審査を受ける白帯の受審者達にはかなり緊張した様子が伺えた。組手審査では、日頃の稽古の成果を発揮できた者もいたが、緊張していつもの実力が出せずに技ありをとられてしまう者もいた。
最後に、西村直也二段から、「今回いつもの実力が出せた人も出せなかった人も、今日感じて思ったことを道場に帰っていつも教わっている先生、先輩方からどのようにしたらもっとうまくなれるか教わってください。次回の審査は今回よりうまくなっているようしましょう。あと、もっと礼儀を大切にしましょう。われわれのやっているのは武道なので、強くなると同時に礼儀もしっかりできるようになりましょう。」との総評があった。
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